コラム
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鉄骨造の柱の太さは何で決まるの?
鉄骨造の柱の太さは、さまざまな条件によって決まります。
では具体的に、どういった条件で決められるのでしょうか。
▼柱の太さを決める条件
柱の太さは、さまざまな条件を組み合わせた上で計算して求めます。
その具体的な条件は以下の通りです。
■条件1 スパン
一つ目の条件が、スパンです。
スパンとは、柱と柱の間の長さのことを指します。
一般的にスパンが長いほど柱の太さが太くなります。
■条件2 圧縮力
柱には圧縮力が作用しており、この力が大きいほど太い柱が必要となります。
先ほどスパンが長いほど太い柱が必要だと述べましたが、スパンが短くても圧縮力が大きい場合は太い柱が必要となります。
■条件3 建物の構造
建物の構造によっても柱に加わる力が異なるため、最適な柱の太さも異なります。
例えばビルと平屋の住宅なら、柱に加わるのは屋根の部分の重量のみとなります。
屋根の重量はそれほど大きくないので、それほど太い柱は必要ありません。
しかし、ビルの場合は階数が多い分柱に加わる力が大きくなるため、平屋住宅よりも太い柱が必要です。
▼まとめ
鉄骨造の建物の柱の太さは、スパンの長さと柱に加わる力により決まります。
柱の太さは建物の耐久性に関わりますので、しっかりと計算して十分な太さにしましょう。
当社は、鉄骨の加工や組み立てなどを承っております。
豊富な経験により質の高い精密な施工を行っておりますので、鉄骨造の建物の建築をお考えの方は、ぜひおまかせください。