株式会社 北岡建工

コラム

Column

溶接方法の使い分けが重要な理由とは?


材料同士を接合する際に行う「溶接」ですが、実は部品の形状や材質などによって溶接方法を変えているんです。
「部品同士をくっ付けるだけなら方法にこだわる必要はない」と思う方もいるかもしれません。
そこで今回は、溶接方法の使い分けが重要な理由について解説していきます。

▼溶接方法の使い分けが重要な理由
■材質によって適している溶接方法が異なる
溶接で扱う部品は、金属から非金属までさまざまです。
たとえば、溶接の中の融接には「マグ溶接」と「ミグ溶接」があります。

マグ溶接には、二酸化炭素と不活性ガスを混ぜたガスが用いられますが、非金属に使用した場合二酸化炭素と反応してしまいます。
そのため、マグ溶接は非金属に用いることができません。
一方、ミグ溶接は非金属でも使用することができます。
このように、材質によって適している溶接方法が異なるので使い分けが大切なのです。

■作業効率が異なる
溶接には、手作業で行うものとロボットが行うものがあります。
当然ですが、ロボットと手作業を比べるとロボットの方が作業効率が良いです。
そのため、大量生産する必要がある場合はロボットによる溶接方法が選ばれます。

■かかるコストが異なる
溶接機自体の価格やランニングコストはもちろん、全て人の手で溶接作業を行うとなると人件費がかかります。
使用頻度や生産性などとコストを比較して、適した種類を選ぶ必要があります。

▼まとめ
溶接方法の使い分けが必要な理由は、主に次の3つです。
・材質によって適している溶接方法が異なる
・作業効率が異なる
・かかるコストが異なる

弊社は鉄骨製作から加工・組立まで承っておりますので、鉄骨のことでお困りの方はぜひご相談ください。

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