コラム
Column
鉄工で使うドリルの種類
鉄工で使うドリルには、たくさんの種類があることをご存じでしょうか。
それぞれ様々な特徴があるのです。
この記事では、ドリルの種類と用途をご説明します。
▼ドリルとは
ドリルは、様々な材料に穴を空けたり、ネジを締めたりするときに使います。
加工したい物をしっかりと固定し、ドリルの刃を直角に押し付けることでうまく使うことができますよ。
またドリルは、母材・構造・形状に分類され、それぞれ種類があります。
▼ドリルの母材における種類
■ハイスドリル
ハイスとは高速度工具鋼のことで、「ハイスピードスチール」の略です。
汎用性が高く、多く使われているドリルです。
■超硬ドリル
超硬ドリルは、ハイスよりも硬度が高いため、寿命が長く、精密な加工に向いています。
費用が高いことがデメリットですが、ハイスドリルよりも長持ちするので、長い目で見るとコストを抑えることができます。
▼ドリルの構造における種類
■ソリッドドリル
最も多く使われているドリルです。
ムクドリルとも呼ばれております。
■ロウ付けドリル
超硬質材料を切れ刃だけにつけたもので、費用が安いことがメリットです。
■スローアウェイドリル
刃先交換式ドリルとも呼ばれていて、切れ刃部分を交換することができるドリルです。
▼ドリルの形状における種類
■コアドリル
円筒状に穴をあけるときに使います。
■テーパピンドリル
穴あけと、テーパ加工の2つを同時に行うことができます。
■段付きドリル
段付き穴と、面取りの加工の2つを同時に行うことができます。
■油穴付きドリル
深穴加工をするときに、切削時の発熱を抑えることができるので、工具が長持ちすることがメリットです。
しかし使用の際は専用の器械を用いる必要があります。
▼まとめ
ドリルには、母材・構造・形状の3つに分類することができ、それぞれ様々な種類があります。
それぞれの用途に合わせて、適切なドリルを選ぶことが大切です。
株式会社北岡建工では施工物に合わせて、適切にドリルを使い分けております。
何かご不明な点があれば是非、弊社までお問い合わせ下さい。