コラム
Column
仮ボルトとは
鉄骨造を建築する際に必要なのがボルトです。
建築物の安全性を確保する、とても重要な役割があります。
今回は仮ボルトとはどういうものなのか、高力ボルト・中ボルトも合わせて解説します。
▼仮ボルトとは
仮ボルトとは、建築物の接合部を仮留めするボルトのことです。
通常、接合部は高力ボルトで留めるのですが、いきなり高力ボルトを使うことはできません。
なぜかというと、他の接合部が動かないように固定する必要があるからです。
仮ボルトで先に留め、歪みを直してから高力ボルトで安定して留めるのです。
また仮ボルトは、本締めで使われる高力ボルトと同径の中ボルトを使います。
使用後の仮ボルトは、基本的に再利用はできません。
■高力ボルトとは
高力ボルトとは、建築物の接合部を本締めする際に使われます。
引っ張りに強い鋼で作られた、強度の高いボルトです。
また、高力ボルトは仮ボルトの代わりにはならないので、しっかり使い分けをします。
■中ボルトとは
中ボルトとは、高力ボルトに比べると小径で強度、耐力も弱くなります。
仕上げ材など、構造的に問題のない接合部に使用されます。
建築基準法では高力ボルトの使用が一般的で、中ボルトの使用は制限されています。
また普通ボルト、ただの「ボルト」とも呼ばれます。
▼まとめ
このようにボルトには様々な種類があり、使用目的や強度も違います。
弊社では経験豊富なスタッフが、精度の高い鉄骨材で工事を行っております。
なにかご相談などあれば、気軽にお問い合わせくださいね。