株式会社 北岡建工

コラム

Column

筋交いとは


“建造物の構造で、大切な役割を果たしているのが筋交いです。
一見、目には見えない部分なので、知らない方も多いかもしれません。
そこで今回は、筋交いとは何なのか詳しくご説明します。

▼筋交いとは
筋交いとは、建物の構造を補強する為に使われる、柱と柱の間に入れる斜めの部材のことです。
筋交、筋違、ブレースとも表記されます。
建築基準法では、安全の為に一定の割合での使用が義務付けられています。

■筋交いの役割
筋交いの役割は地震、防風に強くなることです。
引っ張る力と圧縮する力に耐えるようできています。
筋交いがないと横から力を受けたときに、長方形がひし形に曲がってしまいます。
また筋交いの端部は、ボルトや釘などで固定します。

■筋交いと耐力壁との違い
筋交いと耐力壁は、力の受け方が違います。
筋交いは線で作用し、加わる力の方向によって、引っ張る力や圧縮する力に変わります。
耐力壁は面で作用し、どこから力が働いても同じ応力になります。
どちらも地震、防風に強いことには変わりありません。
ただ、断熱材との相性があるので注意が必要です。

■筋交いとブレースとの違い
筋交いとブレースには違いはありませんが、建築構造によって用語が違います。
筋交いは木造、ブレースは鉄骨造で使われます。

▼まとめ
以上、筋交いとは何なのかご説明しました。
このように筋交いは、目に見えないところで私たちの安全を守ってくれています。
適切に選んで安心できる建物にしましょう。”

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