コラム
Column
ガス切断の手順について
板や鋼などを切断するとき「ガス切断」をする場合があります。
しかし、ガス切断とはどんな切断方法なのでしょうか。
ここでは、ガス切断の手順について説明します。
▼ガス切断とは
ガスにより発生させた炎で、鋼鉄を切断すること指します。
■ガス切断の手順
①ガス切断を行う前の準備
革でできた専用の手袋や前掛け、保護マスクなどを着用し、身体を保護しましょう。
②機械の準備
可燃性ガスボンベと酸素ボンベに圧力調整器を取り付けます。
ホースとトーチもつなぎ、ボンベの開栓を行います。
ガス漏れがないかよく確認しましょう。
③点火する
専用ライターを使って点火します。
このとき、青い炎が約1㎝になるよう調節します。
④被加工材を切断する
被加工材に炎を当てます。
炎を当てていると、だんだん赤くなってくるので、トーチの切断酸素弁を開きましょう。
切断したい方向へ加工を動かすことで、切断が可能です。
⑤切断したらバルブを閉じる
酸素バルブは、切断終了後速やかに閉じましょう。
⑥消化し、片付ける
点火までの手順と逆の流れで消化と片づけを行いましょう。
▼ガス切断のメリット
ガス切断のメリットとして、費用の安さが挙げられます。
薄い板や分厚い鋼材の切断を行う場合は、ガス切断が良いでしょう。
▼ガス切断のデメリット
ガス切断はステンレスやアルミニウムの切断には使えません。
また、ガス切断は手作業なため、高い技術力が必要です。
技術力のない作業者がガス切断を行うと、切断面がぶれてしまうので要注意です。
▼まとめ
ガス切断は、安全な保護具と正しい手順で行いましょう。