株式会社 北岡建工

コラム

Column

アーク溶接とは


アーク溶接は、溶接の中でも多く採用されている溶接方法です。
溶接関係の仕事に就いている方にとっては馴染みのある溶接ですが、溶接について知らない人はアーク溶接と言われても分からないですよね。
ここでは、アーク溶接とは何か説明していきます。

▼アークとは
アーク溶接の「アーク」とは気体が放電する現象のことを指します。
5,000~20,000度の高温が発生するため、鉄と鉄の接合に使われます。
また、強い光が発生することが特徴として挙げられます。
身近にもアークの放電現象は発生しており、コンセントを抜いたときに光が出るのがその一種です。

▼アーク溶接中はシールドガスを使用
溶接不良の原因として、大気中の酸素や窒素が溶接個所に触れることが挙げられます。
溶接個所に酸素が触れることで金属が酸化したり、窒素が触れることで金属が窒化します。
その結果、金属に水泡ができ、溶接不良となるのです。
溶接不良を避けるため、シールドガスを使用して大気を遮断します。

▼アーク溶接の種類
■消耗電極式アーク溶接
電極が溶融して消耗する溶接方法です。
金属の心線に被覆材を被せた溶接棒を使ってアーク放電を行う溶接機や、シールドガスに不活性ガスを利用する溶接機があります。

■非消耗電極式アーク溶接
溶接棒を母材へ溶かし込むこと方法です。
作業時間が長時間でも高温に耐えられ、電極の溶融も少ないのが特徴です。

▼まとめ
アーク溶接は溶接精度が高いため、溶接現場でよく採用されています。
しかし、5,000度以上の高温で火花が散るため、安全な状態での作業が大切です。

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