コラム
Column
鉄骨建方とは?
建物の建設を依頼した際に、「建方」という言葉を耳にしたことはありませんか?
普段聞かない言葉なので、意味を理解していない方もいるでしょう。
そこで今回は、鉄骨建方とは何なのか解説していきます。
▼建方とは
建方とは、建物を建設する際に構造部材を現場まで持ってきて、職人がその場で組み立てることを言います。
主に鉄骨造や木造の建物を建設する際に用いられる作業方法で、建方には相当な技術が必要です。
なぜなら、建物の構造部分を組み立てるので、これがずれたり傾いたりすると建物の強度に影響してしまうからです。
また、風が強すぎる日には建方作業が禁止されています。
▼建方と建て入れ直しの違い
建方と似た言葉に「建て入れ直し」という言葉があります。
これはどのような意味なのでしょうか。
■建て入れ直しとは
建て入れ直しとは、建方作業において構造部材の位置や角度がずれてしまった場合に手直しを行うことを言います。
先ほども述べたように、構造部分の精度が落ちると建物全体の強度に影響します。
そのため、建て入れ直しを行いながら建方作業を進めていく必要があるのです。
ただし、建方作業が全て終わった後に建て入れ直しを行うことは困難です。
なぜなら、1か所ずれるとその後が全てずれることになり、どんどん誤差が大きくなってしまうからです。
▼まとめ
鉄骨建方とは、建物を建設する際に構造部材を現場まで持ってきて、職人がその場で組み立てることを言います。
建方作業の中で建て入れ直しを行うことで、精度の高い構造部分が完成します。
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