コラム
Column
鉄骨の補強について
鉄骨は、耐震性のあるものでなければ補強をしなければなりません。
今回は、鉄骨の耐震補強についてお話しします。
▼鉄骨ブレースでの補強
鉄骨ブレースとは、耐震に備え鉄骨を材料とした部材のことを指します。
柱や梁だけでは横からの衝撃に耐えきれないため、ブレースを用います。
ブレースはX型やK型・V型などの形をしており、横からの衝撃に強くなります。
▼耐震補強が必要な建物
耐震補強を考えなければならない建物があります。
1981年以前の建物や形状が特殊な建物・商業施設・公共施設・耐震性不足の建物などは耐震補強が必要といえます。
■1981年以前の建物
1981年(昭和56年)6月に建築基準法が改正されました。
その際、耐震基準も「震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強から7に達する程度の大地震でも倒壊は免れる」と改正されています。
つまり、その基準に満たしていなければ耐震補強をする必要があります。
■形状が特殊な建物
特に1階部分の形状が特殊な建物に関しては、耐震補強をしなければなりません。
形状によっては耐震基準を満たせない場合もあります。
■商業施設
商業施設はどうしても人がたくさん入る建物であるため、十分な耐震性を持たせる必要があります。
■公共施設
学校や施設など、公共施設も耐震補強をしっかりと行う必要があります。
施設を利用する人によっては、耐震性が重要なケースも考えられるため十分な補強が必要です。
■耐震性不足の建物
そもそも耐震性が不足している建物があってはなりません。
耐震性の基準は必ずクリアし、それ以上の安全性が必要といえます。
▼まとめ
鉄骨の補強は、耐震性を考えてその建物に住んでいる人や利用する人が安心できる事が最も大事といえます。
鉄骨で補強する事により、さらに安全性と安心感を与えることができますよ。