株式会社 北岡建工

コラム

Column

鉄骨の種類


マンションやアパート、ビルや工場など、さまざまな建築物に使用されている鉄骨。
建物の強度を考えた時に、「鉄骨にはどんな種類があるのか」と、気になった方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、鉄骨造の建物でよく使われている鉄骨の種類についてご紹介していきます。

▼鉄骨の種類
建築物には、用途に合わせてさまざまな鉄骨(鋼鉄)が使用されています。
(※鋼鉄とは、鉄骨を板・棒・管などに加工したものです。)
それでは早速ですが、建物でよく使われている鉄骨の種類を見ていきましょう。

■一般構造用圧延鋼材(SS)
鉄鋼材料の中で最も一般的なのが、一般構造用圧延鋼材です。
炭素の少ない炭素鋼を多く含むため、溶接には適していません。

■溶接構造用圧延鋼材(SM)
溶接構造用圧延鋼材は、鉄骨鉄筋コンクリート造の柱や梁などによく使用されています。
一般構造用圧延鋼材(SS)よりも溶接に対する適合性が高く、高価です。

■建築構造用圧延鋼材(SN)
建築構造用圧延鋼材とは、建築物の構造材に使用することを前提に作られた、塑性変形能力に優れた鋼材のことです。

■一般構造用炭素鋼管(STK)
一般構造用炭素鋼鋼管とは、形が円形で中は空洞になっている鋼管のことです。
材質は、一般構造用圧延鋼材(SS)に類似しています。

■一般構造用角形鋼管(STKR)
一般構造用角形鋼管とは、形が角形で、角部分にはフィレットが付いている鋼管のことです。
壁の下地材や下地受け材となる柱の二次部材などに多く使われています。

▼まとめ
鉄骨には、今回紹介した以外にも、厚さ・サイズ・構造形式などによって異なる鉄骨が存在します。
いきなり全ての鉄骨の種類を把握するのは、職人でも難しいことなので、まずは流通量の多いものから順番に覚えていきましょう。
また、鉄骨製作や加工、組み立てに関することであれば、「株式会社 北岡建工」へ、お気軽にご相談ください。

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